魅力を知る

Vol.1 中央プレス工業代表 寺西定雄さん

2013年9月24日

寺西定雄さんは塩尻市宗賀にて中央プレス工業の代表をされています。自動車部品や精密機器のプレス加工を40年以上続けられており、他にもお仕事をしながら30年以上、近隣の市町村の史跡や祭事、中山道の風景などを撮影されています。撮影を始めたきっかけは子供の成長記録を残そうとして始められ、現在では風景や観光地の映像をインターネットに発信し、地域の歴史や文化を紹介しています。寺西さんの編集された映像はインターネットだけではなく、塩尻市平出遺跡公園ガイダンス棟でも寺西さんが制作・編集された「ロマンを秘めた街道・初期中山道」のDVDを観ることができ、地域文化を発信するとともに地域の活性化に貢献されています。

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10年ほど前からインターネットを使って動画配信を始められ、中山道や宿場町、地域の祭事の動画を撮影し、当時では動画の配信があまりなかったために大変喜ばれたそうです。仕事の合間に撮りためたものを自宅のパソコンで編集し、salt channelというインターネット放送局にて、ご自身で編集された写真や映像を紹介しています。また、ツイッターでも取材された内容や映像編集の過程などが紹介されています。現在、中山道沿いにある観光地をナレーション付きの映像に編集し、寺西さんのホームページや塩尻市公式ホームページにてご覧になれます。寺西さんはホームページに写真や映像をアップし、みんなで共有することで同じ考え方を持つ人々が力を合わせて地域の活性化につながればと考えているそうです。

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寺西さんは2000年に市の委託で文化財の収録をされており、その頃に初期中山道(日出塩から牛首峠を越えて岡谷までを取材)を歩きながら撮影され、季節を選んでお一人でも何度も訪れているそうです。「塩尻側から谷を登り、牛首峠の頂上から一里塚を越えると山から景色を見下ろせる場所になります。素朴で自然豊かな場所なので車ではなく歩くことで景色もゆっくりと見られ、その土地の人との触れ合いも生まれ、新しい発見ができます。」「中山道の魅力は一里塚、国天然記念物に指定されているしだれ栗も素晴らしいが、見逃してしまいがちな石物や建造物の場所をパンフレットなどで事前に調べて知識を高めておくと、より楽しめます。楡沢の一里塚は写真に撮っても素晴らしいし、雰囲気も良く昔の名残を感じられる場所です。」と中山道の魅力について語られました。

小野峠または三沢峠の道は蛇行した道が多く、これは当時の人々が短距離にすると道が急坂になり荷物を積んだ馬や人が疲れてしまうため、遠回りにはなるのですが蛇行させることで坂を緩やかにする配慮がされています。また、初期中山道の塩尻側には一里塚がなく、辰野町には険しい道に3つの一里塚があります。一説によると当時の松本城の藩主が信長死後の秀吉と家康の天下取りの争いのなか、突然徳川家を出奔し、豊臣家の家臣になってしまうことで仲が悪くなり、松本方面を通らずに峠を越える険しい道にされたというような話もあるそうです。

寺西さんは「歩くことで出会った土地の人に様々な話を聞くこともでき、足元にあるものを歩く目線で見て、土地の人と触れ合いながら、わからないことを聞いてみるのも違う楽しみ方ができるのではないでしょうかと語られました。

来年度が改道400周年、2016年には「中仙道」から「中山道」に改名されて300周年という節目であることについて、「地域の方が近隣市町村と協力して、まだ知られていない中山道を紹介することは大変いいことだと思います。できれば名物があれば観光につながるのではないでしょうか。休憩所やお店があれば、観光地としての活性化にもなると思います。そのためには民家のある場所、または敷地内などでの写真撮影も考えられるので、訪れる人たちがマナーを守り、住民の理解を求めるためにもプライバシーを守る配慮も必要かもしれません。一人の力では何もできないが、情報を発信することで多くの人が地域の文化に関心を持ち、活性化につながります。少しずつでも前進していき、リピーターを増やすことで観光地になっていくのではないでしょうか。」と来年度に向けて調査中の中山道事業について語られました。

企業名:中央プレス工業
住所:〒399-6461 塩尻市宗賀1652-3
電話:0263-53-2178
salt channel URL: http://teranet.plala.jp/~tera/blog/
Twitter:https://twitter.com/saltchannel

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